obakenaneko.cocolog-nifty.com > G・M・W保管庫『純粋戦闘部門』

悪怒VS志郎決戦前 志郎サイド

悪怒VS志郎決戦前 志郎サイド

「動きが重い・・・少し装備しすぎたか」

 志郎は慣れぬ装備に苦戦しながら廃墟へとたどり着いた

「もう相手は来ているみたいだな」

 恐らくトラップを警戒して早く来たのだろうが、生憎トラップを仕掛けてはいない
 今回は今までとは全く違う戦法なのだから 

「場所は・・・ここでいいな」

 志郎は左右をビルで囲まれたストリートまで来ると、道路の中央に陣取った

「後はここで敵さんが来るのを待てばいいだけだ
・・・しかし私が敵に姿を曝して待つとは、なんとも滑稽だな」

 志郎は今の自分を自嘲しつつも、感覚を極限まで研ぎ澄ましていた

「左右に弾幕を張り、敵が真っ直ぐ突っ込んできたところで『アレ』をやる・・・」

 チャンスは一度きり。それに全てを賭けた大博打である
 
「フフフ・・・さぁ来い」

 志郎はこの何とも言えない緊張感に酔いしれていると、悪怒の姿を確認した

「来たな。今回はあいつらが観てるんだ、悪いが勝たせてもらうぞ!!」

 かくしてここに戦いの火蓋が切って落とされたのであった・・・