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悪怒vs廃人 決戦前 廃人サイド

悪怒vs廃人 決戦前 廃人サイド

 俺が到着したとき、彼はすでにその場に到着していた。
 彼自身と直接会うことは初めてだが、彼の神姫とは2度ほど出会っている。
 彼女たちのマスター。そんな彼と戦うことになるとは思いもよらなかった。
 見れば凄まじくいかつく、ごついシルエット。俺の倍はありそうな巨躯をそこに佇ませている。
 最新鋭の装備を操り、戦う。
 俺には逆立ちしても不可能な技だ。
 身体能力、反応速度においてもおそらく俺は劣る。
 だが、それでみすみす負けたくはない。

「そう、俺は弱い。だからこそ、負けられないんだ」

 経験は何物にも換え難い財産だ。それを信じるからこそ俺は愛刀に思いを託し、己を預ける。
 そして、俺は戦場へと足を踏み出すのだった。