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ヴァラッドVSリョウ健○ 決戦前 リョウ健○サイド

ヴァラッドVSリョウ健○ 決戦前 リョウ健○サイド

ガッデム・・・って、この始め方を何度やった事だろうか。

俺は今、とあるゴーストタウンの上空を”箒”で旋回している。
俺は、今なんちゃってではあるもの魔法少女(?)と言う事らしい。もともとは普通の何処にでも居る野郎なのに、女装している。
女装ですら屈辱である。にもかかわらず、俺はさらに似非魔法少女として、本物の魔法使いと戦おうとしているのだ。

「相変わらず、分の悪い賭けしか来ないようで・・・俺の方には」

自分のくじ運は、今回はあまり良い方ではないらしい。以前も魅惑の狙撃手に完膚なきまでに打ちのめされたばかりである。マ、そこで鼻の下伸ばした所為でこーなったんだが。

「相手のヴァラッドさんは・・・アレか」

地上を見下ろすと、相手と思しき人影が見えた。が・・・相手は二人のようだ。まぁ、片方はサポートユニット扱いらしいが。

「・・・つくづく分の悪い賭けが多いな、俺は」

此処まで来れば立派なもんだ。だが、其処で俺の胸の内に燃え上がるものを感じた。

「フフフ・・・こういうの、嫌いじゃないね」

そう、分の悪い賭けは・・・嫌いじゃない!!

「ヴァラッドさん・・・残念だけど、今回は勝たせてもらうよ」

箒の先端を、地上に傾ける。風景が一気に流れ、駆け抜けていく。

「こーみえても・・・”アタシ”は負けられないのよ!!」