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黒龍vs由布 決戦 由布サイド

黒龍vs由布 決戦 由布サイド

勝負には負けたが、由布は満足感に浸っていた。
久しぶりに思いっきり身体を動かしたのだが、たまにはこういうのも悪くないと思う。
そして、今闘い終えたばかりの相手に手を差し出す。

ユウ「こんなに思いっきり動いたのはいつぶりかな。ありがとう、おかげで楽しい時間を過ごせたよ」

ハピラピの姿をしたその相手も由布の手を握り握手を交わす。

黒龍「こちらこそ、挑戦を受けてもらって感謝していますよ」
ユウ「ははは、でも俺なんかが相手じゃ退屈だったんじゃないか?」
黒龍「そんなことないです。とても楽しかったですよ!」
ユウ「それなら良かった。どうだい、これから店に来ないか。コーヒーでよければいくらでもご馳走するぞ?」
黒龍「あ、あー・・・あのコーヒーですかぁ・・・。でも、いきなり押しかけては迷惑になったりしちゃったりしますんで!」
ユウ「何も遠慮することなんかないさ。パティを助けてくれたことについても、まだちゃんとしたお礼もしてなかったしな」
黒龍「そ、そんな気を使ってもらうほどのことでは!!」
ユウ「そうは言っても・・・ん?」

ピッ、ピッ、ピッ―――。

そんな最中、イリアから渡されていた由布の通信機が音を立てる。

黒龍「あ、ほら通信機が鳴ってますよ!」
ユウ「イリアからだな、何かあったのか?」

通信を始める由布。
何とか会話の流れを断ったことで黒龍は安堵に胸を撫で下ろす。
耳を澄ませると、由布とイリアの会話が聞こえてきた。

イリア『やぁ、由布くん。負けてしまったようだな』
ユウ「まぁな。と言うか、まだこのボディの使い方がよく分からんのだが・・・」
イリア『はっはっは、負け惜しみは格好悪いぞ?さて、無様に負けてしまった由布くんには罰ゲームを受けてもらわねばならないな』
ユウ「ば・・・罰ゲームだと!ちょっと待て、そんなルール聞いてないぞっ!?」
イリア『そうか、それは事前通達に不備があったな、すまない。だが、今言ったから問題なかろう』
ユウ「大有りだっ!!」
イリア『今、私の手にはあるスイッチが握られている。これが何だか分かるかな?』
ユウ「分かるわけ無いだろ・・・」
イリア『そうだな。だから説明をしてやろう、一度しか言わないからよく聞くのだぞ』

もはや悪い予感しかしなかった。
黒龍も自分のことではないはずなのだが、背中に嫌な汗をかくのを感じる。

イリア『このスイッチを押すとな、そのボディの衣類が吹き飛ぶようになっているのだ』
ユウ&黒龍「「「・・・な、何だとっ!!?」」」」
イリア『どうだ由布くん、面白いだろう?』
ユウ「面白いわけあるかっ!!やめろ、中身は俺だが今は神姫のボディなんだ、一応女の子の身体なんだぞっ!!!」
イリア『ん~ん、期待通りの反応をしてくれて私はとても満足だよ。まぁ、今回は初の対戦ということだからこのくらいで許してやろう。だが、次また情けなく負けるようなら・・・覚悟しておくように』
ユウ「わ、分かった!次は勝つ!!次は勝つから、今すぐそのスイッチから手を離せ!!!」
イリア『そうはいかんだろう。それじゃ気をつけて帰ってくるのだぞ?』
ユウ「待て、待ってくれイリ」
イリア『ポチっ』

『ピコ』っというマンガのようなボタンを押した音が聞こえた。
次の瞬間・・・

ドンッ!!―――。

イリアの説明どおり由布と同期しているシュメッターリングの衣装は弾け飛んだのだった。

ユウ「ぎゃあああっ!?」
黒龍「おぉ・・・あ、コホン!その、次回は頑張ってください!!」
ユウ「イリアの・・・バカ野郎ぉぉぉぉぉぉ・・・!!!」