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魂炎vsソープ 決戦後 魂炎サイド

魂炎vsソープ 決戦後 魂炎サイド

ソープ「う…」
 勝負が終わってからしばらくして目を覚ましたソープ。そしてすぐに自分がベットの上で横たわっていることに気づいた。
スピ「おっはよー」
 緊張感のかけらもない声で訊ねてくるスピ。
ソープ「ここは?」
スピ「近くにあった廃屋の中。びっくりしちゃったよ、いきなりぶっ倒れるんだもの」
ソープ「フフ、とっておきのジョーカーだったもの。それなりの負担はあるわ」
スピ「はいはい、お疲れ様」
 そう言って肩をすくめる。
ソープ「ところで…」
スピ「ん?」
ソープ「何もしてないわよね?」
スピ「うん、大丈夫」
ソープ「そう、よかった」
 安殿の溜息をつくソープ。
スピ「だって、ろくに抵抗しない獲物を獲ったってつまんないし」
ソープ「ぶっ!?」
スピ「冗談冗談」
ソープ「あなたの場合は冗談にならないから…」
スピ「むぅ」
 どこか不満げに耳と尻尾が揺れる。
スピ「まぁ、そんなことはどこかの隅に置いといて…」
 言いながらジェスチャー。
スピ「調子はもういいの?」
ソープ「全快、とは言えないけれど、だいぶ良くなったわね」
スピ「ほぅ、ではでは…」(ごそごそ…
ソープ「!?」
 尻尾の隙間から何かを取り出そうとするスピ。警戒してソープは身構える。
スピ「呑むぞぅ!!」
 酒瓶と二人分の酒杯を突き出す。
ソープ「…は?」
 予想外の出来事に戸惑うソープ。
スピ「ささ、遠慮せずにどぞ~w」
 有無を言わせずソープに杯を持たせ、勢いよく注ぐ。
ソープ「…」
 どう返していいのか迷っているうちに、スピも自分の杯に注ぎ始める。
ソープ「…なぜに?」
 やっとのことで訊ねる。
スピ「んー?仲直りのしるし?」
 スピ、最初の一杯目を一気に煽り、二杯目へ。
ソープ「喧嘩した覚えはないのだけれど?」
スピ「酒の席で細かいことを考えるのは、野暮ってもんだよ~」
 さらに三杯目。
ソープ「はぁ…」
 何か諦めたのか、溜息が洩れる。
ソープ「ところで、スピさん?」
スピ「にゃ?」
 四杯目。
ソープ「乾杯するの忘れてない?」
スピ「あ、ごめん」
 5杯目を注ぎ、ソープに向きなおる。
スピ「えー、それでは気を取り直して…」
ソープ「お互いの健闘を称えて」
スピ&ソープ『乾杯!』
 小気味よい音色が響く。
 そして、酒宴は二人ともぶっ倒れるまで続いたとか…。