朝日の差す神殿跡で試合が始まった。
最初に仕掛けたのはつうたっだ。
つう「さぁ!行くぜぇ!」
巨大なスプーンとフォークを豪快に振り回しときにゃんに襲い掛かる。
武器を振り回すたび、スカートがひらひらとめくれることも気にせずラッシュをかける。
つう「気にするな!もとよりはいてな…あ、いや失礼、なんでもない。」
…だが、ときにゃんはそのたぐいまれなる身のこなしでその攻撃をかわし続ける。
ときにゃん「そんニャ攻撃、あたらニャいですよ!」
つうの隙を突きピコピコハンマーで攻撃を仕掛ける…
静かな神殿に「ピコッ♪ピコッ♪」という愉快な音がこだまする。
つう「ちっ、このままじゃいくらなんでもまずいな…それなら!」
なぜかつうは背中の雷神太鼓を投げ捨て、その場に構える。
ときにゃん「ニャんのつもりかは知りませんが、そろそろ止めです!」
ときにゃんは全身に力を込めてピコピコハンマーを振る。
ガキィンッ…
つう「…捕まえたっ!」
ときにゃん「くっ、しかしそちらも武器は使えニャいはずです!」
つう「残念、上を見な。」
ときにゃんの頭上には捨てたはずの雷神太鼓(型の武装転送デバイス)がいつの間にか回転しておりその中心から大きな金ダライが“召喚”されている。
ときにゃん「な!?ふぎゃっ!」
気づいた時にはすでに遅し、顔面に金ダライの直撃を受けときにゃんは気絶。
つうは勝ったっ!と心の中で思った、…がその“必殺の一撃”はときにゃんの顔でバウンドしつうの顔面にも直撃!
つう「…そ、そんなの、アリか…よ…ガクッ」
ダブルKO!
神殿には伸びた二人と変形した金ダライが寂しく転がっていた…