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黒龍vs由布 決戦前 由布サイド

黒龍vs由布 決戦前 由布サイド

由布は店の休憩の合間にテレビを見ていた。
そこからは先日開催されたばかりの『G・M・W』のCM、大会に寄せられた応援歌が聴こえてくる。

『何百回のバトルを 大胆なことで

 乗り越えろ

 でも不安なの

 せめて怪我しないでcomes back to me!!

 とんでっけぇぇぇぇぇぇぇ!!

 闘志(オーラ)散らしてDash!!

 ・・・』

(『High-tension fighting』 志郎さんによる作品)

何とも熱く、出場者のみならずともテンションの上がってくる曲だ。
それを聴きながら由布も時折口ずさんだりしていた。

由布「いいよなぁ、この曲。カラオケに入らんもんかねぇ」

などと呑気に茶などを口にしながら呟いていると、一階の喫茶店からパティが上がってくる。

パティ「おーい、ご主人。呑気にお茶なんか飲んでる場合じゃないぞ?もうG・M・Wは始まっているんだから」
由布「って言ってもな、参加メンバーの紹介を見ただろ?この豪華メンバーの中に俺が混じっていくのも場違いな気がしてきたんだよなぁ・・・」
パティ「何を言っているんだ、一回やると言ったんだから死ぬ気で逝ってこないとダメだぞ!」
由布「おい、字が違うぞ・・・」
パティ「さて、それはそうとマリナやフィルのマスターである黒龍さんから挑戦状が出されたみたいだ」
由布「ほほう。お前の恩人だからな、是非勝利してもらいたいもんだ」

自分も参加者であるはずなのだが、いまいち真剣みの足りないマスターの姿を見てパティは溜め息をつく。

パティ「・・・黒龍さんも相手がこんな腑抜けでは勝利間違いなしだな」
由布「腑抜け?それで、対戦相手は誰なんだ?」
パティ「ご主人だ」
由布「そうかぁ、俺か・・・。じゃあ黒龍さんの圧勝だ・・・俺かっ!?」
パティ「お前だ!やれやれ、こんな調子で大丈夫なのか・・・。一応、『挑戦状』って形だし拒否することもできるけど、どうするの?」
由布「うーむ、せっかくこの豪華メンバーの中から俺なんかを指名してくれてるんだ。ここで受けなきゃ漢が廃るってもんだろ」
パティ「まぁ、そうだけど。それじゃあ、挑戦承諾ってことでいいのか?」
由布「おう、ちょっくら逝ってくるぜ!」
パティ「自分だって字が違うじゃないかっ!?」