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ソープVSリョウ健○ 決戦 ソープサイド

ソープVSリョウ健○ 決戦 ソープサイド

「ったく、ユリケンヌのやつ、こんな趣味全開の装備を作りやがって・・・」

 志郎―――もとい、レディオス・ソープ・ダッシュはまだ見ぬ相手を待っている
 その身を包むのは厳つい武装ではなくドレスのような衣装だった(勿論、見かけ以上に防御力はあるが)
 
「まぁ私は体を“道具”のように変えてきたからな・・・そもそも“性別”という概念すらあったかどうか・・・」

 感傷に浸りそうになっていた自分を嘲笑(わら)うかのように髪をかきあげる
 絹糸を彷彿させる髪が優雅に流れる。その仕草ひとつとっても世の男性を魅了するだけの力はあった
 それだけではない。体から発している甘い香りは一瞬嗅ぐだけでも脳を蕩けさせそうだし、スカートの隙間から垣間見える扇情的な太腿は下心のある男なら釘付けにしてしまうだろう
 今の“彼女”は『魅了』というある種最強の武装を施しているのだ
 人間―――特に男にこれほど効果的な“武装”もそうそうあるまい

「・・・そろそろ来たみたいね」

 ソープは“戦闘”を行うために思考を切り替える
 男心をくすぐる大人な声音は耳元で囁けば堕ちぬ男はいないだろう

「相手はリョウ健○さんだったかしら?」

 あらかじめ渡されたデータによると相手は遠距離戦を得意とするようだ。おまけにバズーカを所有しているとなると距離をあけると危険である
 ならばこちらは身を隠しつつ狙撃で牽制し、ブービートラップに気を取られている隙に接近するのが上策だろう
 更に風上に身を置き、『魅惑の霞』による陥落を狙う
 ふと、通信がかかってきた。恐らくリョウ健○からだろう

「貴方が私のお相手かしら? お手柔らかにお願いするわ
さぁ、私と素敵なひとときを楽しみましょう。抜けられない快楽を教えてあ・げ・る?」

 通信機越しにキスまで追加した甘い囁きは効果的面のようだ
『狩猟者』は“獣”を狩るべく動き出したのであった・・・