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魂炎VS蒼夏 決戦 魂炎サイド

魂炎VS蒼夏 決戦 魂炎サイド

蒼夏「待たせたな!スピたん!」
 なんかビシッとポーズを決める蒼夏。
魂炎「ふも?あ、てんちょ」
 食べかけのニンジンをしまって(どこにだ?)立ち上がる魂炎。
 蒼夏はすでにもう構えている。
蒼夏「ふふふ…、そのもふもふ尻尾は俺のものだ。おとなしく…!」
魂炎「てんちょ~☆」
蒼夏「へ?」
 満面の笑みで蒼夏の方へと駆け寄る魂炎。
ちなみに金棒は置いたままである。
 しかしそのまま蒼夏へとダイブ、抱きつく。
蒼夏「のわ!?え、ちょ、どゆこと?」
魂炎「えへへ~☆」

 すりすりむにむにふにふに…

 その拍子になんかいろいろ当たったりする。さらに耳と尻尾がご機嫌にパタパタと揺れていたりなんかする。
魂炎「もぅ、待ちくたびれちゃったよぅ~」
蒼夏「お、おう…」
 明らかにいつもと様子が違う。だが、今までない事態なのでどう対処していいのかわからないようだ。
蒼夏「と、ところで勝負は?」
 辛うじてそう質問してみる。
魂炎「…もう始まってるよ」(ニヤリ)
蒼夏「は?」
 途端、魂炎のしっぽが動き出し蒼夏の体に絡みつく。
 それに気づいた蒼夏も振りほどこうともがくが、すでに身動きが取れなくなっていた。
蒼夏「く!」
魂炎「それじゃ、いっただきま~す」

 かぷっ

蒼夏「な?あががががが…!?」
 蒼夏の首筋へ噛みつく魂炎、それと同時に蒼夏の血液を吸い始める。
魂炎「んく、んく、んく…」
蒼夏「ぐぅぬうぅぅ…!」
 それでもなお何とか抜け出そうとするが、四肢に力が入らない。
蒼夏「くぅ…」
 今はただ苦しげに呻くことしかできない。
魂炎「ぷはぁ」
 どこか満足げな表情を浮かべながら、一度蒼夏の首から口を離す。
蒼夏「な、ど、どういうことだ…?これは…」
魂炎「ん?あぁ、それはね…」
 クスリと笑うとさらに顔を引き寄せてくる。
魂炎「私が血を求めるのは、血それ事態じゃなくてもっと別なものなの、あえて言うなら“生気”ってところかな?」
蒼夏「せい、き?」
魂炎「そう、人であれ人外であれ、それが生きる“力”そのもの。血はあくまでそれを喰らうための媒体に過ぎないの。まぁ、何百何千と人を斬って妖刀になった私らしいと言えば、らしいかもね」
 そう言うと自身の口の周りや、指についた血も舐めとる。
蒼夏「くっ、くそ…」
 道理で力が使えないわけである。いつもならこの程度の束縛などとうに振り払えているはずなのだから。
魂炎「あ」
蒼夏「…?」
 その視線は先ほど魂炎が噛みついた時にできた傷口に向いている。そこからはまだ塞がっていないのか、いまだに血が流れ出ている。
魂炎「もったいなぁい」
 言うと魂炎唇を寄せていく。
蒼夏「や、やめ…!」
 必死に抵抗するが絡みつく尻尾が緩む様子はない。
魂炎「はぁむ、ふぅ、むぅ…」
蒼夏「くぁぁ…!」
 執拗に、丁寧に舐めとっていく。
 しばらくしてやっと出血が収まり、魂炎が名残惜しそうに頭を上げる。
蒼夏「…も、もういいだろう。俺の負けだ」
 舐めとっている間もわざと舌で傷口を広げられたりしたため、その間もかなりの量が吸われたのだ。出血量からしてもう限界に近いだろう。
魂炎「何言ってるの?」
蒼夏「へ?」
魂炎「まだ、ミラたん(No 25133)のときの半分も飲んでないんだよ?本番はこれからだよ~☆」
蒼夏「ひぃ!?」
魂炎「さ、新記録目指して頑張ろぉう!おう☆」
蒼夏「にぎゃ~~~!!」
 数時間後、そこには干からびて普段より白っぽくなった蒼夏だけが転がっていたとかいなかったとか…、合掌。