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ソープVSリョウ健○ 決着vol.1 ソープサイド

ソープVSリョウ健○ 決着vol.1 ソープサイド

 ・・・ガッデム。リョウ健○は見えない敵に舌打ちをする
 成程、『狩猟者』の二つ名に恥じぬトラップの数々。リョウ健○はまるで蜘蛛の巣に引っかかったような気分だった
 
 ・・・しかしブービートラップが草を縛って転びやすそうにしたものや、扉に黒板消しを挟んだり、一息つこうとして座った椅子にブーブークッションを忍ばせたりしたようなものばかりなのは何故?
 さっきもテグスに足を引っ掛けたらタライが落ちてきた。これは緊張感をなくす新手の作戦か?
 
「これは一体・・・?」

 と、前方に影がよぎる
 
「敵か!?」

 リョウ健○はすかさず閃光弾を発射する
 辺り一面に眩い光が包み込み、視界を白く塗りつぶす。眩みそうな目をこらえ、続けざまにトリモチ弾を影めがけて発射する

「やったか・・・!?」

 しかし、その判断は背後から香る甘い香りと柔らかい感触が否定した

「捕まえた・・・もう離さないわよ」

 耳元で囁かれる甘い囁きは清純派(?)であるリョウ健○の理性など容易く吹き飛ばす
 そのまま陥落され・・・そうになったが寸前で踏みとどまる

「清純派の俺にそんなものは効かんっ!!」

 敵を見据えずクローを振り、ハンドガンのトリガーを引く
 クローに何かを引き裂く感触があった。恐らく敵はダメージを負っているはず・・・!!
 カードリッジにHE(榴弾)をセットし、振り向く

「これで終わりだぁ!!」

 敵を見据えて、バズーカのトリガーを引き絞ろうとして・・・硬直した

「もぅ・・・せっかちなのねぇ」

 目の前のソープはとてつもなく扇情的な姿をしていたからだ

「ご、ゴメンナサイ!!?」

 見てはいけないと思うが目を離せないでいた
 恐らく、自分が引き裂いた胸元から胸が零れ・・・いや溢れ出ている
 手で隠してはいるが隠しきれず、これでもかと主張している
 スカートにいたっては最早その機能を為しておらず、足の付け根が見えそうである
 
「こんな姿を人に見られちゃったらお嫁にいけないわ」

 頬を赤らめつつ、更に上目遣いまで加わった究極の攻撃にリョウ健○の理性は風前の灯だった

「落ち着け、俺は清純派。俺は清純派。俺は清純派。俺は清純派・・・」

 悪魔にとり憑かれぬように唱える聖句のようにひたすら呟いた

「それに寒いわ。貴方のぬくもりで温めてくれない?」

 今度は胸を揺らして挑発してきた。生唾を飲みつつも堪える

「俺は清純派(!!)俺は清純派(!)俺は清純派(・・・)俺は清純派(なのか?)
 俺は清純派(おい、なにモタモタしてんだよ)俺は清純派(ここはいくべきだろ)俺は清純派(ここでいかなきゃ男じゃないって)
 俺は清純派(こんなイイ女、滅多にいないぞ)俺は清純派(素直になれよ)俺は清純派(お前、後で絶対後悔するぞ)
 俺は清純派(向こうも誘ってるじゃないか)俺は・・・(早くいけって!!)」

「こんなにしちゃったんだから責任、取ってくれるわよね?」

 耳元での甘い囁きに一気に崩落した
 
「・・・はい」

 気がつけば、バズーカとハンドガンを手から離していた。おまけに体が勝手に動く
 ・・・この瞬間、負けを悟ったが悔いはなかった
 だってこの後の出来事がそれ以上の価値があると思えてしょうがないからだ・・・

(続く)