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ソープVSリョウ健○ 決着vol.2 ソープサイド

ソープVSリョウ健○ 決着vol.2 ソープサイド

「・・・はい」

 リョウ健○はバズーカとハンドガンを手放し、ソープの元へと歩み寄る
 彼は最早何もかも忘れ、これからおとずれるであろう快楽と愉悦で満たされていた
 
「あぁ・・・」

 口からは感嘆の溜息が漏れ、足はおぼつかない
 これはまさに夢のようである。彼はG・M・Wに参加してよかったと心から思っていた
 
 ・・・だが戦士よ、弁えているか? 夢とは、やがて須らく醒めて消えるのが道理だと・・・

 突如、空から降ってきた何かが二人の間を分かち、リョウ健○を現実へと引き戻す

「な、なんだ・・・!?」

 折角のひとときを台無しにした奴に文句を言おうとして―――硬直した
 
「こ、これは!?」

 白と蒼の装甲・・・見間違えるはずがない
 オリジナルのコピーということで嘘を意味する“Lie”という皮肉な名前をつけられた鋼の機兵だった
 かつて、イリーガル・レプリカ掃討作戦中に異世界の救世主を狙う企業の兵士を駆逐した(No.21115)という影の英雄。直に見たのは初めてだったがその名は嫌というほど聞いている
 しかし何故このような場に来たのか全く分からなかった

「何を呆けている? これも“私の”体のひとつだ」

 ソープ・・・もとい“志郎”がリョウ健○を見据える。その顔は感情を映さないがそれが余計に恐ろしかった

「実はな、あの姿になった途端、神姫達には白い目で見られたり冷やかされるわ、道行く男共には声をかけられるわ、
 写真を撮られるわ、おまけに某巨大掲示板にはいつのまにやらソープのスレッドが三つも出来て全部満杯になりそうだわ・・・
 と非常に鬱憤がたまってしょうがなかったんだ」

 戸惑いを隠せないリョウ健○を尻目に志郎は更に続ける

「だからな何かに八つ当たりをしないと気が済まないんだ
最もこれは君には関係ないし、理不尽だということくらい分かっている。だが、そのまま流せる程クールではなくてな
というわけで付き合ってもらう。君もあのままでは満足していないだろう?」

「えぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ!!?」

 寂れた町並みにリョウ健○の叫びがこだまする
 しかし、そんな悲痛な訴えも鋼の機兵には届かない

「さて、“責任をとってもらうぞ”」

 かくしてここに決戦部門(裏)が開始されたのであった
 その結果は誰も知らない・・・

 
(完)